2020/12/11 10:10
高齢者や体の不自由な人などに避難を始めるよう呼びかける「避難準備の情報」。対象を明確にし、いち早い避難につなげるため名称が「高齢者等避難」に変わることになりました。
昨年運用が始まった5段階の大雨警戒レベルと、避難の情報の改善に向けての検討を続けてきた中での決定です。
これまでのレベル3の「避難準備の情報」について、去年多大な被害を受けた台風19号など、近年の災害でも高齢者の犠牲が多くなっていることなどから、情報よりを分かりやすく明確にし、いち早い避難につなげるため「高齢者等避難」に名称を変えることになったそうです。
また、レベル5の「災害発生情報」は、「住民が何をしてよいか分からない」などの意見が出されたこともあり、「緊急安全確保」に変更する方向となっています。
状況が切迫している時や災害が発生している時に、上の階への「垂直避難」など、その場でとれる最善の行動を分かりやすく呼びかけるとしていますが、必ずしも発表されるとは限らないため、、そのような情報を待つだけではなく、各人が情報を自ら収集する動きや、いかなる状況においても対応できるだけの事前準備をしていくべきです。
すでにレベル4の「避難指示」と「避難勧告」を「避難指示」に一本化する方針も決めており、内閣府は来年、情報の名称を変更する方向性みたいなので、今後の同行にも注目していかなくてはなりません。